松江の蕎麦店で今春から割子そばの器が 四角に!
ハウル@矢野です。新年おめでとうございます。本年も宜しくお願いします。
こちら松江市では今秋は、雪マークが続いています。寒中ともなればそれ相応の天候です。今日は強風の為に、堀川遊覧船も運休のようです。
さて、今年、松江市では、没後200年を迎えた松江藩7代藩主・松平治郷(はるさと)(号・不昧(という事で様々なイベントが計画されています。
大名茶人として、あまりにも有名ですが、無類のそば好きだったとも言われています。
松江で割子そばを食された方であればおわかりの程は、早いですね。ざるそばを思い浮かべた方はちょっと、かな?
現在、割子そばは丸い器の3段重ねで食べられていますが、江戸時代から明治の末期までは角型の器が一般的だったそうです。それが、何故、丸い器になったかと言うと、丸いと器の角がぶつからず、拭き取りやすく衛生的な事からそうなったらしいのです。
昔は、角型容器をぶつけ、残った麺を一方に寄せて一気にすすり込む「拍子木食い」と呼ばれる粋な食べ方もあったそうですよ。
松江市の松本蕎麦店が復活するらしいのです。そこの新メニューは割子そば2枚と、割子に入ったあごの焼きや津田カブ漬けの盛り合わせ、抹茶をセットにする。週末限定にする予定で、価格や提供開始時期は今後詰める。
このほど、店に残る物と同じ幅15センチ、奥行き8.5センチの長方形の容器を再現しました。鮮やかな朱色の輪島塗で、常連客から「ミニお重みたいで、みやびな雰囲気だ」などと好評を得たそうです。
不昧は茶事にそば湯、そば皮まんじゅうを出した記録があります。そば打ちにこり始めた殿様から毎日まずいそばを食べさせられ、家来が苦々しく思う古典落語「そばの殿様」のモデルともされています。それにしても、古典落語には、他に、「目黒のさんま」、「火炎太鼓」などにも語られています。きっと、一風変わったお殿様だったには違いなさそうですね。
○おそばの問い合わせ先
松本蕎麦店
松江七代藩士不昧公のお抱えそば屋。正統派出雲そばの伝統を今も受け継いでいる。
所在地 松江市白潟本町43 スティックビル1F
営業時間 11時~16時
定休日 火曜(祝日の場合は営業)、第2水曜、年末年始
0852-28-7131