出雲大社参拝にちなんだ豆知識(その1)
ハウル@矢野です。朝晩の気温差が大きくなり、松江の朝は、濃霧につつまれています。山間部の木々は徐々に染まってきています。
さて、今回は、出雲大社参拝の豆知識をちょっとだけお話しますのでご参考にしてください。
出雲大社は正式にはどのように読むのかご存じでしたか?
一般的には「いづもたいしゃ」と言っていますが、正式には「いづもおおやしろ」です。
次にお賽銭の金額は決まっているのでしょうか?
お賽銭を5円にすると「ご縁がある」とか、「二重にご縁があるように」と25円、「始終ご縁があるように」と45円、「これ以上の硬貨(こうか=効果)はない」と500円などと、ガイドの方がおもしろおかしく話を作って案内されるのを聞くことがあります。 これは、まったく根拠のないおもしろおかしくしようとの“ためにする”語呂合わせにすぎません。大切なのは神様に対して真摯な気持ちでお祈りをし、その気持ちをもって日々の生活を送ることです。祈りの心はお賽銭の金額によって、まして変な語呂合わせで左右されるものではありません。
ちなみに私は、十分にご縁があるように「15円」にするのかと思っていました。
注連縄にお賽銭を投げ、刺さると縁起が良いというのは本当ですか?
これについては、私も参拝のたびに挑戦していました。実際にしめ縄に硬貨がささっていましたし、相当に運がないとささりませんでした。
ところが、注連縄は神様がお鎮まりになる御神域を示し結界する神聖なものです。その神聖な注連縄にお賽銭を投げ入れるという行為は、神様に対して失礼にあたることです。従って縁起が良いことではありません。 だそうですので、柱の割れ目に硬貨を捻じ込んだりするのもNGですよね。
銅鳥居を触りながら回ると金まわりが良くなるとの話は本当ですか?
参道を抜けると、緑青色に輝く銅鳥居があります。銅製の鳥居であるが故に、いつの頃からかこの銅鳥居を触りながら回ると「金まわりが良くなる」とガイドの方の案内を聞く事があります。これまた同様におもしろおかしく案内しようとする創作です。出雲大社に古からある信仰ではありません。
以上のように、ガイドさんの言う事は全部が正解ではなさそうですね。みなさん、気をつけて参拝しましょう!