松江/山陰バリアフリーツアーセンター
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出雲大社の今年の神迎神事・神迎祭【旧暦10月10日】は11月9日です

2016年11月07日 14:29   松江/山陰バリアフリーツアーセンター
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ハウル@矢野です。今日11月7日は立冬となり暦の上では冬となりました。鳥取県の大山は一週間前に初冠雪が降りました。 
さて、出雲大社の最大の神事は何といっても旧暦10月の全国の八百万(やおよろず)の神々が出雲の国に集まる諸々の神事ですね。
神々が集う出雲大社を始めとして各神社では「神迎祭(かみむかえさい)」に始まり、「神在祭(かみありさい)」そして、全国に神々をお見送りする「神等去出祭(からさでさい)」が行われます。
この期間は派手な音楽や大騒ぎは神々の会議の邪魔になると、子どもの頃から静かに過ごす事を教えられる出雲の人々です。
一連の神事は、まずは、神迎神事・神迎祭【旧暦10月10日】 平成28年11月9日19時~から始まる神事です。
出雲大社の西方1kmにある稲佐の浜で、神々をお迎えする神迎神事(かみむかえしんじ)が行われます。
夕刻7時、浜で御神火が焚かれ、注連縄が張り巡らされた斎場の中に神籬(ひもろぎ)が2本、傍らに神々の先導役となる龍蛇神が海に向かって配置されます。
神事が終わると、神籬は両側を絹垣で覆われ、龍蛇神が先導となり、高張提灯が並び奏楽が奏でられる中、参拝者が続き、浜から出雲大社への「神迎の道」を延々と行列が続きます。
この後、出雲大社神楽殿において国造(こくそう)以下全祀職の奉仕により「神迎祭」が執り行われます。これが終わると、ようやく神々は旅(宿)社である東西の十九社に鎮まられます。
この行列には地元人々や観光客らが毎年、多く参加します。1時間30分かかります。
これからが本番の神在祭【旧暦10月11・15日・17日】となります。 平成28年11月10日・14日・16日全国の神々は旧暦10月11日から17日まで7日間、出雲の地で神事(幽業、かみごと)、すなわち人には予めそれとは知ることのできない人生諸般の事などを神議り(かむはかり)にかけて決められるといわれています。
男女の結びもこのときの神議りであるといいます。
神々が滞在される7日間、稲佐の浜に程近い、出雲大社西方950mに位置する出雲大社の摂社「上の宮(仮宮)」で、縁結びや来年の収穫など諸事について神議りが行われます。また、御宿社(神々が宿泊する宿)となる出雲大社御本殿の両側にある「十九社(じゅうくしゃ)」でも連日お祭りが行われます。
このお祭りは一般の方は参列できません。
縁結大祭【旧暦10月15日・17日】 平成28年11月14日・16日
様々な縁結びの神議りが行われる神在祭中の日のお祭りに併せ、執り行われます。祭典では、大国主大神をはじめ全国より集われた八百万の神々に対し、世の人々の更なる幸縁結びを祈る祝詞が声高らかに奏上されます。
参列するためには、出雲大社への事前申込が必要です。
神等去出祭【旧暦10月17日・26日】 平成28年11月16日・11月25日
夕刻4時、出雲大社境内にある東西の十九社にあった神籬が絹垣に囲まれて拝殿に移動されます。拝殿の祭壇に2本の神籬、龍蛇、餅が供えられ祝詞が奏上されます。その後、1人の神官が本殿楼門に向かい門の扉を三度叩きつつ「お立ち~、お立ち~」と唱えます。この瞬間に神々は神籬を離れ出雲大社を去られます。
これで出雲大社での神事は終わります。
この神事が終わると冬の準備に入る出雲地方です。