龍頭ヶ滝(りゅうずがたき)でマイナスイオンを浴びに!
ハウル@矢野です。
相変わらず一粒の雨も降りそうにないこちら松江市です。蝉の声の「じーじーが余計に暑さを倍増させています。
週刊天気予報でも傘マークはありません。庭の草木もグッタリとしてきました。
今回も出雲地方の涼を求めて散策しますので、お付き合い下さい。
龍頭ヶ滝(りゅうずがたき)でマイナスイオンを浴びに行きたいと思います。
この滝は、島根県雲南市掛合町と出雲市佐田町の境界にある名峰鳥屋ヶ丸(686m)に源を発する滝谷川は流れ下って龍頭ヶ滝となります。落差40mの雄滝と、30mの雌滝があり中国地方で唯一の名瀑と言われ日本の滝百選にも選ばれています。
この滝の裏側は「裏見の滝」と呼ばれ、百畳敷きの岩窟があり、自然の作り出す珍しい造形が見られます。
アクセスは、松江道路の吉田掛合ICで降りて、国道54号を松江側から上れば、掛合町役場の手前にある「道の駅・掛合」の手前500m位を県道39号(掛合-佐田線)に向かって右折します。広島から来れば逆に、国道54号線を松江に向かい雲南市掛合支所を過ぎ(左手)て、右にある「道の駅・掛合」の先を県道39号に向かい左折となります。
駐車場から約350mほど歩くと雄滝に到着します。意外と近く、また遊歩道も整備されており、歩道にはムクゲの木が植栽されているし滝の近くにはトイレも完備しています。
雌滝はこの下を川沿いに上ります。
綺麗に整備されており女性でも通常の靴で簡単に登れます。
登り口から距離的にはすぐです。
登山道途中から腹に響く滝の音が聞こえ、視界が広がると、一気に滝が見えます。実際自然の中で見る滝はもっと大きく壮大です。
離れていても滝のしずくが飛んできてひんやり感じます。
この滝の裏に回れますが怪談がありますので車いすではチョット無理そうです。怨まないでくださいね。
この滝は、裏見(恨み)?の滝といわれます。かなり広い岩窟が広がり、まさに賽の河原(さいのかわら)の雰囲気です。自然の力には関心させられます。どうして滝の裏側にこんな洞窟が出来たのでしょうね。
ここでは、滝の水が滝壺に落ちる音が響いて少し恐怖を感じるほどです。マイナスイオンのシャワーにリラックスして下さい。飲み物等を用意して少しゆっくりしてもよろしいかと思います。
また、滝から少し離れたところに展望所が作ってあります。
話は変わりますが、何といっても山の中です。この辺りはツキノワグマの生息地です。万が一、クマさんとこんにちはするかもしれません。大きな音のするグッズ(クマさん避け)を用意しておいた方がよいかもしれません。
ニョロニョロとマムシくんともごあいさつする事の方が可能性としては大きいかもしれませんね。自然の中にお邪魔するんですから心のご準備をお願いします。
マイナスイオンをたっぷりと浴びたところで「龍頭ヶ滝」をあとにすることにします。少しは涼しくなったでしょうか。
ここからこの滝に伝えられる伝説を記しておきます。
ここには名馬「池月」を産し、京に献上したとの伝説が残っている。池月は承久の乱における宇治川の戦いの先陣争いで佐々木高綱が騎馬し、後に源頼朝に献じられたと伝えられる。
また、明治時代の詩人・大町桂月は「出雲国中、滝は龍頭ヶ滝が第一なり。この滝日光に持ち行くも十番以内に有るべし。」と評している。