呉のバス事情
おはようございます。
久しぶりに日記を担当します、明神です。
今日は呉市のバスのお話しを書かせていただこうかと思います。
私たちはバリアフリーに関する調査等もこれまで行ってきており、もちろん呉市営バスさんとも一緒にバス調査などを行った経験もありました。
呉市では、これまで呉市営のバスが運行をしていたのですが、今年の4月からバスの運営が、民間の「広島電鉄株式会社」さんへ移行をしました。
4月に入ってすぐに、車いすのバス利用者の方から、
「これまであった低床バスの表示がなくなっている」
という声をいただきました。
今までの時刻表表示では、低床バスが走る時間には印がついていたのですが、その印がなくなっていて、どのバスに乗ればよいか分からない、ということだったんです。
その後、呉市の交通政策課さんへご相談をし、呉市さん、バス利用者、車いす団体の方、広島電鉄さん、私たちとでお話しをさせていただく機会をいただきました。
そのお話しでは、
◆今現在はバスを順次塗り替えをしているので、これまで通りの表示が難しいが、塗り替えが終わる9月頃を目途に、これまであった表示をつけるようにしてくださる
◆それまでは、車内などにその事情を書いたものを掲示してくださる
◆印がついていない間は、電話で問い合わせをしていただいて対応
ということとなりました。
また、5年後には全体の70パーセントを低床バスに入れ替えて行く計画ということで、理想的なのは印をつけなくてもいつでも低床バスに乗れることなのではないか、というお話しをさせていただきました。
広島電鉄さんでは車いす利用者の方だけではなく、視覚障がいのある方からもご意見を聞き、これまでも車内の改善などを行ってきていたということでした。
呉市内でもこれまで広島で取り組んでいたようなことを、私たちと一緒に取り組んでいただけるという前向きなお話しをお聞きでき、意義のある会合となりました。
こうやって顔を合わせてお話しをさせていただくと、お互いの思いも共有でき、みんなにとってよりよいバスのあり方などを一緒に考えることができて、とてもありがたいことだなあ、と実感。やっぱりお話しをするって大事ですね。
今回のことを、しっかりと情報発信していきながら、みんなが住みやすいまちづくり活動を一歩一歩取り組んでいきたいな、と改めて考えました。
会合の場をコーディネートしてくださった呉市さん、いろいろとお話しをお聞かせいただいた広島電鉄さん、ありがとうございました。
これからもよろしくお願いいたします。