子ども番組も「多様性」の時代
おはようございます。瀬戸口です。さて今日の話題は、
最近見かけた嬉しい変化についてです。
平日の休みなど、息子といっしょにNHK Eテレを
よく観ています。
「おかあさんといっしょ」では
4月から新しい人形劇コーナー「ファンターネ!」が始まりました。
主人公はかっぱの「みもも」、
遠くの島からやってきたライオンの「ルチータ」
8人兄弟の末っ子、ひょうたんの「やころ」の三人を軸に
お話が進んでいくようです。
そして、今日(4/20)の放送を観ていると、
ん!?車いすに乗ったカマキリが出てる!
名前はマーキー、「ファンキーマーキーチャンネル」という動画配信を
やっているようです。しかも結構ストーリーに絡んでいます。
NHKでは、子ども向け料理番組「キッチン戦隊クックルン」でも
メインキャラ、タイゾウの父「エビオ」がハイテク車いすに乗りながら
魚屋さんを経営しています。
「おかあさんといっしょ!」を始めとした子ども番組で
車いすに乗ったキャラクターを登場させることができるようになった
ことに変化を感じます。
そして、車いすを利用していることについて、隠すでもなく
ことさら強調するでもない。
この社会には、障害のある人も一緒に暮らしている、ということを
知ってもらう事は大事ですが、それは一々障害の内容や理由をつまびらかに
することではありません。
また、障害ゆえにまわりの手助けを必要とする事はありますが、
「何もできない」ことと同じではありません。
そこをきちんと描いて頂けるところ、さすがはNHKだと思います。
障害を含めて多様なバックグラウンドを持つ人が一緒に暮らしているんだよ。
そんなメッセージが込められた子ども番組が、これからの子どもたちの
思い出になっていくことが嬉しいですね。