Once was restricted wealthy few, available to everyoneーいまこそ原点に還る時
こんにちは、瀬戸口です。毎日じめじめして暑いですね。
季節とともに落ち着いたかに見えるコロナですが、よく見れば都市部では
コンスタントに発症者が発生しています。観光・関連活動に再開の動きが
広まる一方、まだまだ自由には動き回れないという方も多いと思います。
3月なかばから、当面の感染予防策として
「不要不急の外出・営業」の「自粛」が「要請」されてきました。
『旬刊 旅行新聞』の5/25付けコラムで須田寛氏も、
「観光が不要不急だから自粛するのではない」
「観光は人間の本能に根ざす重要な文化経済活動である」とおっしゃっています。
観光、もっと広く「私たちと旅」の関わりについて考える時、
それは「自由」を求める歴史だったと思います。
おそらく最初の「旅」は食料や住処を求めての移動です。
時代が下って、布教・巡礼・交易の為に各地を旅する人も出てきました。
これも、どちらかといえば、「必要に迫られた旅」で、 お金もかかり
誰もが気軽に行けるものではありませんでした。
近代に入り、鉄道の発達・蒸気船や飛行機の登場によって、より多くの人が
旅に出られるようになりました。 現代は飛行機や船に乗るのも、スマホで
簡単予約、旅はここまで身近になりました。
もちろん、コロナの感染拡大を防ぎ私たちの健康で文化的な生活を守ることは
大前提として非常に大事です。その上で、「旅する喜びをすべての人へ」という
原点は忘れたくないと思います