誰もが楽しめる旅にするにはー旅行先を決めるその2
すこし間が空きましたが、今日は「旅行先を決める」の2回目をお送りします。
前回は出発・帰着時間と行先について考えました。
遠くに出かけるならば、出発が早くなる・帰りが遅くなるし、
出発前の点呼や乗降、トイレの時間も考慮に入れる必要があるという話をしました。
http://www.barifuri.jp/sns/blog/articles/5141
今日のお話は、特に移動にハンデを抱える方を旅行の対象にする場合に
よく寄せられる、「ペースについていけない」相談について考えます。
団体旅行の場合、参加者から見ると出発・帰着時間や訪問地、滞在時間が
予め決められています。
一般的に旅行は「あまり行ったことのない」「よく知らない」場所に行く
ことが多いと思います。そうすると
●どこに何があるかわからない
●移動にかかる時間が読めない
●移動に適したルートが遠回り
ということもありうるのです。
特に食事を挟んで前後に訪問地がある場合はスケジュールがタイトに
なりがちです。
ではどうするか?参加者の特性や配慮事項が予めわかるのであれば、
計画段階から織り込みましょう。
●可能な限り下見をしましょう。(ルートや足下の状況を確認)
●スケジュールも余裕を持たせて組みましょう(トイレ、バス乗降も織り込む)
●点呼・乗降に伴う移動を減らしましょう
●「何とか日帰りできそう」は宿泊を伴う旅行と思って間違いないです
わかりやすく言ってしまえば、訪問地の数を絞って、1ヶ所の滞在時間を
延ばすことです。訪問地の数を減らしても満足度を下げない工夫が必要です。
つづく