「使い勝手」は使ってこそわかる
こんにちは、瀬戸口です。2月というのに結構暖かい呉市です。
冬でも晴れて暖かいと車椅子での外出は楽なのでうれしい限りです。
さてきょうのテーマですが、建築物や交通機関など「バリアフリー」を謳う設備や
物が増えてきているものの、使い勝手は実際に使ってこそわかるというお話です。
先日、所用で広島に出かけました。電車を降りてトイレを探すとなかなか見つかりません。中央改札から看板の見えた北口方面に歩くと、改札外のトイレは駅ビルの中。
朝早かったからか入口が見つかりにくい。まだ薄暗い店内を看板に沿って歩くと、
トイレは建物の隅、入口には急角度のスロープがありました。はたしてこれを
「バリアフリー」と呼ぶべきなのか。 改めて点検の必要があるように思います
もう一つ、 使い勝手といえばトヨタ自動車の新世代タクシー
「JPN TAXI」について、車椅子での乗降性を良くするため、改良するとの
発表がありました。
https://newsroom.toyota.co.jp/jp/toyota/26431670.htmlpadid=ag001_tjptop_info_news_contents
人々の期待とともに2017年に登場したこのタクシー、
車椅子でも乗り降りがスムーズにできるのが特徴でしたが、
乗客・運転手双方からあがっていた、固定に時間がかかる、
側面乗降でスロープが使いづらい等の声に応えて
スロープ等の見直しがされるようです。
声があがったということは、それだけ利用した人がいる、ということであり
少なからず、外出希望者のお役に立ち、また外出に希望を
与えてくれてもいるということです。
障害のある人の外出は、まだまだ不便な点も多いですが、
本当の使い勝手は使ってこそわかる、ということで
これからも旅のお供に是非バリアフリーツアーセンターを
よろしくお願いします。