松江/山陰バリアフリーツアーセンター
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松江観光に「おでん」を加えて見てはどうですか?!

2018年11月02日 11:29   松江/山陰バリアフリーツアーセンター
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ハダル@矢野です。11月に入り最低気温が10℃を下回る日が増えてきました。こう寒いとあったかい食べ物が恋しくなりますね。今回は、意外と知られていない「松江のおでん」の話題です。
松江はおでんの日本一!?だという事をご存じでしたか?
なんと、松江は日本一のおでん都市!?なのです。松江市内のおでん屋の数が人口当たりでは、全国トップレベルなのです。
松江市で全国おでんサミットが開催される程なのです。
えっ!松江のおでんてそんなに有名だったっけ?
「松江おでん」の特徴って何だろうかと考えてみます。誰に聞いても「特にない」と言います。かく私もその一人です。
店によってダシの味もおでん種もバラバラです。
例えば、姫路おでんは生姜醤油が特徴って言えますが、そういった決め手が「松江おでん」にはないわけです。しかし、日本一なんですから調べて見ました。
そもそもおでんは、江戸時代に豆腐を醤油で煮込んだ「今出川豆腐」という豆腐料理がルーツとも言われています。この「今出川豆腐」は、当時の茶会に懐石料理のメニューとして出されていたものだそうです。
茶人であった松江藩の藩主(またもや公不曖公が登場です)参勤交代の際、松江に「今出川豆腐」を持ち帰り、庶民に広めたことから今日、松江市にもおでん店が多いと言われています。そんな逸話があったとは、参勤交代は地方に文化を運んだんですね。
話を元にもどします。「松江おでん」の特徴は、「黒田セリ」や「春菊」などの葉物の野菜が入ることです。一般的におでんは、具材を煮込むことで旨味を高めますが、葉物野菜は色が悪くなるため、注文を受けてからおでん鍋に入れ、ほど良いところで皿に盛って出されます。だしはというと、多いのは、やっぱり「あご」(山陰地方では、トビウオのこと)を使います。
もうひとつは、具材が大きいことです。豆腐、厚揚げ、平ら天、こんにゃく、大根、ロールキャベツなど5品も食べればもう満腹になります。
あるおでん屋さんでは、たこの足を出されたこともあります。お店には、おでんの値段が掲示されていません。でも、ご安心下さい。一品は100~200円くらいです。具材の大きさの割には安いと思いますよ。
家庭では、鍋料理と同じで最後にうどんを仕上げにいただくことが松江流とか・・・。
これを「松江おどん」と称して、ブランド化を推進しているようです。
これからが冬本番!寒い日が続きます。あつあつのおでんに熱燗で一杯は、答えられません。
あっ、それと申し添えますが、松江の地酒がホント、うまいんです。
松江にご旅行の際には、「松江おでん」、「松江おどん」を一度ご賞味下さい。