一言コメント:
伊勢志摩のバリアフリー情報を発信するセンターです。
伊勢志摩へ行きたいわ!って旅行を計画するときに、伊勢志摩の友人に聞くように、お気軽にお問合せください。
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お問い合わせ等ございましたら、iseshima@barifuri.com まで、メールで送ってください。
みなさま こんにちは。伊勢志摩バリアフリーツアーセンター なかやまです。
さて、以前このブログで、「伊勢市民の方へ!「車いすde伊勢神宮参拝プロジェクト」で内宮へ行こう!」という記事をお伝えしました。
6月に実施されたときのようすは、「車いすde伊勢神宮参拝プロジェクト 開催!!」と題して、記事にしています。
そしてこの秋はいよいよ第2弾!11月11日(日)にふたたび開催します。
前回は、初めての試みでもあり、対象を伊勢市民の方に限っていましたが、今回はそのような制限はありません。
実施要項は下記のとおりです。
● 実施日:平成24年11月11日(日)
● 時 間:第1部 8:30から約1時間
第2部 10:30から約1時間
※必ず事前お申込みが必要です
● 費 用: 無料 ただし、保険料としておひとり28円を自己負担ください。
● 対象者: 以下①~③の条件をすべて満たす方とさせていただきます。
① 高齢、または障がい、病気等により、歩行困難な方。
② 健康管理のできる同伴者と一緒に参加できる方。
(申し訳ありませんが、お一人での参加はお受けできません)
③ 内宮前に集合できる方
● 募集人数: 第1部・第2部とも、対象者10名さま
● 募集期間: 平成24年10月10日(水) まで
(ただし、定員になりしだい締め切りとさせていただきます)
お父さん、お母さん、おじいちゃん、おばあちゃんをもういちど神宮へ連れて行ってあげたい方。
私たちがサポートします!この機会に親孝行、しませんか?
まずはお電話にてお問い合わせください。
「車いすde伊勢神宮参拝プロジェクト」事務局
NPO法人 伊勢志摩バリアフリーツアーセンター
〒517-0011 鳥羽市鳥羽一丁目2383-13 鳥羽一番街1F
TEL 0599-21-0550 URL http://www.barifuri.com
こんにちは。お盆も通常営業の、伊勢志摩バリアフリーツアーセンターじむきょくちょーです。
先日、入浴ヘルパー派遣を利用されるUさんがセンターに寄っていただきました。
入浴ヘルパー派遣は、ニチイケアセンターさんのご協力をいただいて、試験的に行っているもの。
初めてご利用の場合は、モニター価格として 5,250円 にて入浴介助が受けられます。
Uさんご家族は、宿泊は鳥羽のかんぽの宿さんなのですが、お風呂だけ戸田家さんで日帰り入浴というかたちで、入浴ヘルパー派遣を利用されました。
戸田家さんは、センターのお隣といっても過言ではない距離なので、顔合わせもかねて私も行ってきました。
ヘルパーさんは、いつもお世話になっているニチイさんからお二人。安全のため、必ず二名体制で行っています。
対象者はUさんのお兄様で40代前半。
2年ほど前にくも膜下出血で脳障害で全介助の車いす。
言葉も出ないため、コミュニケーションもなかなかとれないです。
今回利用していただく戸田家さんには、貸切のバリアフリー家族風呂があります(有料)。
指定の車いすに移乗してもらえれば、お風呂に取り付けられた機械で入浴が可能なのです。
お兄様は長身で身体が大きいので、ヘルパーさん二人でやっと移乗が出来る状態。
だから、この戸田家さんのお風呂の装置があって、本当によかったです。
1時間ほどの入浴をしていただいたあと、ご家族は宿泊施設へ・・・。
私は、入浴中、浴場の外で何かあったときに走れるよう待機していました。
少しご家族にお話を聞きましたが、お兄様がくも膜下出血になってから、家族で出来るだけ旅行をするようにしているのだとか。なんでも、病院では寝たきりと言われていたけど、こうして車いすに乗れるようになったし、旅行に行きだしてから食事もとれるようになったんですって。
やっぱり、普段の生活でない刺激がリハビリにもなるんでしょうね。
とても素敵なご家族でした。
戸田家さんの情報はこちら→http://www.barifuri.jp/portal/facility/543/detail
ご旅行を計画中の方で、
「でも身体の不自由な家族をお風呂に入れるのは大変だし・・・」と困っている方、
または「せっかくの旅行なんだから、家族も温泉にいれてあげたい!」と願っている方、
ぜひ、伊勢志摩バリアフリーツアーセンターにご相談ください!
入浴ヘルパー派遣の手配、他、心地よく旅行をしていただけるようお手伝いいたします!
(あ、ヘルパー派遣のお申し込みは、10日前までにお願いしますね。)
みなさま こんにちは。伊勢志摩バリアフリーツアーセンター なかやまです。
さて、表題のとおり、「全国ボランティアフェスティバル」が、
2012年9月29日(土)~9月30日(日)、三重県を会場に開催されることになりました。
公式サイトはこちら→http://www.miewel-1.com/vfmie/index.html
29日(土)は、津市内の会場にて、開会式や交流会など。
30日(日)は、津会場と伊勢会場にわかれ、30もの分科会が開催されます。
そして、その中の一分科会を、伊勢志摩バリアフリーツアーセンター事務局長の野口あゆみが
取り仕切っております。
分科会名は、
「分科会15・ボランティアたちによる実現可能なバリアフリーアクティビティ~強い思いが「原動力」となり、人が集まり、人が動く~ 」というもの。
気持ちを詰め込んだら、長いタイトルになりました(笑)。
伊勢会場(皇學館大学)にて開催します。
パネリストは、
・黒田 健さん(車いすde伊勢神宮参拝プロジェクト)
・田中 希恵さん(海島遊民くらぶ)
・上山 貫二さん(日の出旅館)
・セーラビリティ伊勢
の4名。
講師・コーディネーターとして、理事長 中村元 も参加します。
パネリストのみなさまは、伊勢志摩バリアフリーツアーセンターがかかわっているたくさんのアクティビティを、いつも支えてくださっているボランティアの方々。
「車いすde伊勢神宮参拝プロジェクト」の黒田さんは、このブログでもご紹介しました、神宮参拝ボランティアの発起人。
「海島遊民くらぶ」さんには、毎年「海のバリアフリー」でご協力をいただいています。
「日の出旅館」さんは、昨年度、「伊勢市バリアフリー観光向上事業」を利用してバリアフリールームを作ってくださった旅館。
「セーラビリティ伊勢」は、障害者でも健常者でも、誰でも楽しめるヨット活動を行っている団体。
どの方のお話も、きっと興味深いものになるはずです。
とはいえ、このボランティアフェスティバル、参加するには(話を聞きに行くには)、
事前登録と、参加費3、000円が必要なのですね。
残念ながら、お気軽に、とはいかない設定です。
そこで!
分科会終了後、昼からのオプショナルツアーとして、
「「車いすde伊勢神宮参拝」を体験しちゃおうツアー」も準備しました!
障害のある方は、「サポートされる側」、ない方は、「サポートする側」の立場に立って、伊勢神宮内宮へ参拝します。
送迎付き、参加無料です。
これならどうかな?ちょっぴり、「あ、行ってみようかな」と思っていただけましたか?
事前登録の締切は、8月17日(金)。
みなさまのご参加、お待ちしております!
こんにちは。伊勢志摩バリアフリーツアーセンター じむきょくちょ~のぐちです。
6月3日。
2月から会議を積み重ねて、みんなで準備してきた「車いすde伊勢神宮参拝プロジェクト」実行の日がきました。
ボランティア:総勢70名
集まった人たちは、地元企業と高校生、大学生。
対象者:伊勢市民10名
今回の対象者は「伊勢在住者」限定。
これらを1部(8:30)と2部(10:30)に分けて行いました。
なぜに、今回は伊勢市在住者?と思われるかもしれません。
観光客はサポートしてくれる家族と一緒に来て、参拝出来る人は多いですが、実は、地元である伊勢市民の方が神宮に参拝できていない人が意外と多いのですよ。
近すぎて、「神宮参拝したいんやけど・・・」と、いまさら家族になかなか言い出せない。
「近くて遠い伊勢神宮」なのです。
ボランティアに対して、対象者が少なくない?と思いますよね。
そうです。ちょいと少ない目。
結局定員の20名に達しなかったのです。
PR不足かな?
でも、大丈夫です。
当日、対象者はたくさんいるはず、その時居合わせた対象者をナンパしてお手伝いしちゃおう、て作戦も考えてあります。
さて、朝、7:30に内宮前へ。
既にスタッフとボランティアがちらほら。
準備をしていると、ボランティアが続々と集まってきました。
第1部のメンバーです。
1部の対象者は7名。
しかし、明け方の雨のせいで、1名欠席。
内宮前、もう晴れてきてるんだけど…。残念です。
ボランティアの配属も決まっていましたが、急遽人数調整。
朝礼が始まり、対象者も集まってきました。
いよいよです。
全員があつまり鳥居をくぐり、宇治橋を渡り始めました。
参道の途中や階段下でも、お手伝いが必要な人たちには出来る限り声をかけさせていただきました。
「外宮さんは毎年初詣に行くけど、内宮さんは15年ぶりかなぁ?」
という進行性の病気で車いすの旦那様のご夫婦。
「ちょっと前までは一緒に来れたんやけど、年々身体も弱ってきて、夫婦二人では参拝できんかったよ」
と、奥さんが車いすの旦那様。
途中、観光客でお手伝いしたグループの愛知県からみえたおばあさんは、ガンの手術が成功してそのお礼参りだという。
階段は自分の力で一生懸命上がり、上がりきったら、涙をながしておられました。
その姿をみて、同行していた方々も「あの人が階段上がった、よかった、よかった…」と涙を流しておられました。
ボランティアの学生たちもウルウルしていました。
様々な思いで、参拝していただきました。
第2部は、さらに対象者が少なくて3名。
それに対して、ボランティアが54名。(1部から引き続き参加のボランティアさん含む)
2部は特に地元高校生が多かったです。
苦肉の策として、車いすの観光客をナンパする班。
そして、階段下で対象者を上げる係である「階段下あがり隊」(後ろ髪ひかれ隊というと古いと言われそうなので、渡り廊下走り隊風に)を発足。
私は全体を見て回る係として走り回っておりましたが、階段下を最初見に行ったときには少し手持ち無沙汰っぽかったけど、対象者が到着するとともに、途中ナンパした車いすの観光客さんたちも続々とやってきて、階段下あがり隊大忙しとなりました。
と、言っていたら、突然の土砂降り。
最近、こんな変な天気が突然やってきます。
まさかなので、もう、濡れるしかありません。
ボランティアの中には、カッパを持参している子もいて、しかも、自分は濡れながら対象者の方に、カッパで濡れないようにしてくたり…。
みんないい子たちばかりです。(涙)
二部も、前回の白石持ち以来の内宮参拝ですという電動車いすの脳性まひの男性。
今回、申込いただいた方の中で一番ご年配の86歳の女性は、自分でも一生懸命、麻痺していない方の右手右足で車いすをこぐなどしておりました。とても元気です。
みんな口々に、ボランティアたちへの感謝の言葉をかけてくださり、ボランティアたちの心にも残ったのではないかな?
このような活動を、今後年2回は行っていく予定です。
沢山の方たちに神宮参拝をしていただきたいことはもちろん。
地元の学生や企業の方々がボランティア経験をすることにより、プライベートでお手伝いが必要そうな方を神宮で見つけた時でも、自然と声をかけてサポートできるようになっていただければと思います。
そんな地元民を一人でも増やしていくことが、この車いすde伊勢神宮参拝プロジェクトの目的でもあります。
いつか、この団体がなくても、参道では声をかけあい、助け合いながら参拝する人々の姿があたり前になるときを夢見ています。
私がおばあちゃんになるころには・・・。