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11月18日(土)鳥羽市防災訓練「南海トラフ地震避難訓練」

こんにちは
伊勢志摩バリアフリーツアーセンターです。

11月18日(土)に、鳥羽市防災避難訓練が行われました。

当センターでは、鳥羽市観光協会、鳥羽市観光課と協力し、
「南海トラフ地震避難訓練および帰宅困難者対策訓練」に参加しました。

8:30近鉄鳥羽駅集合 ミーティング
鳥羽市職員が、帰宅困難者として、インフルエンザ患者、子供連れ親子、車いす使用者役になり参加。


当センターからもスタッフ2名と専門員1名が参加しました。


8:59 緊急地震速報(防災無線、とばメールで告知)
9:00地震発生
駅構内にて、地震がおさまるまで、身をかがめて安全を確保します。


9:03~ 鳥羽駅(近鉄改札前)から日和山へ避難開始


駅からは、近鉄及びJR職員が避難訓練に協力。

近鉄職員は、けん引式車いす補助装置「JINRIKI(じんりき)」での車いす介助を行ってくださいました。
JR側の階段は、4名で車いすごと持ち上げて運びました。

この日はあいにくの雨。
でも本番を想定しての訓練では、このような環境こそふさわしい気がします。


日和山の斜面は平均斜度 8 度、最高斜度 14 度の急な坂道。

舗装はしてあるののの、足元は枯葉で滑りやすい状態になっています。

しかしJINRIKIの利点は、複数人で介助できるところ。
また、このようは介助方法では車いすが転倒しないので、
車いすに乗っている人も安心です。

日和山では参道入口から300 mほど上った所で待機。
その間に避難者数把握および報告を行いました。



9:30 津波警報解除
9:30~ 帰宅困難者を帰宅困難者受入支援施設(戸田家)へ誘導開始

今度は急な坂を下りますが、JINRIKIは前輪を持ち上げて介助するので、
前向きに安全に降りることができます。


9:40 帰宅困難者受入支援施設(戸田家)到着

この日はロビー横の一角を借りて帰宅困難者支援訓練開始


更に場所を変えて、
戸田家の職員から戸田家に備蓄されている避難用品の説明を受けました。


そして、10:15に終了、解散。

鳥羽一番街に事務所を置く伊勢志摩BFTCは、
実際には日和山ではなく、戸田家に一時避難するのが適切だと思われるので、
こうした受け入れ態勢が整っているの事は、本当にありがたい限りです。

そして、実際の災害時の避難においては、地理や避難場所を知らない観光客が多くを占めるため、
そこに居合わせた地元の人々や市役所職員らが自ら誘導係りとなって、
安全な避難を促す使命があります。

そのためには、こうした訓練がとても大切だと改めて感じました。
みなさん、お疲れさまでした!

おまけの写真。今日は映像を紹介します。
https://www.youtube.com/watch?v=NplIeSDfCN4&t=100s
株式会社JINRIKIさんが提供している映像です。

今から5年前の平成24年11月17日(土)。
平成23年3月11日東日本大震災後、初めての鳥羽市一斉避難訓練。
まだ試作品のJINRIKIを使って日和山に避難した日も・・・雨でした(笑)

コメント一覧

  • えみ (2017年12月06日 10:54)

    良い防災訓練になりましたね。
    松江も障がい者が参加する避難訓練が必要だと思いますので、地域の防災イベントがあれば積極的に参加したいと思います。