障がい者の旅行を支援するためのボランティアセミナー
『障がい者の旅行を支援するためのボランティアセミナー』を開催しました。
聴覚に障がいを有する方への対応として
当センターの理事を務めている福島県中途失聴・難聴者協会会長の村松氏より
聴覚障がい者の実態や対応などについてお話されました。
- 手話がわからない聴覚障がい者は全体の85%
- 手話ができる聴覚障がい者は15%
- 「ろうあ者」…音声言語を習得する前に聞こえなくなった。主に手話を使う。
- 「中途失聴」…言葉を習得後途中で事故や病気などで聞こえなくなった方でほとんどの方が話ができる。
- 「難聴者」…聞こえにくいけど少し聞こえる。主に補聴器を付けて会話ができるが少ししか聞こえない。
聴覚障がい者は見た目に分からない障がいなので、よく誤解される。
その為耳マークの腕章やバッジなどをつけている。
耳マークのメモ帳を提示されたら、筆談する。
(他にホワイトボードなどいろいろ筆談アイテムを持ち歩いているそうです。)
呼んでも気づかないときは聴覚障がいの場合があるので、軽く肩を叩き真正面から
大きく口を開けてゆっくり話をする。
口元を見て話の内容をくみとるのでマスクは外す。
※これ聴覚障がいの方にとっては本当に大事なことです。
補聴器を付けている人には2メートル以内で話す。
実際私もお話できるから言葉でお答えしてましたが、実際は聞こえない場合が多いのですね。
特に女性の声は聞こえにくいのだそうです。
そんな時はメモによる『要約筆記』が大事なんですね。
(要約筆記とは…話の内容や情報を要約して、すばやく正確な文字にして伝えること。)
まずは『耳マーク』(写真)の意味をもっと多くの方に知ってもらいたいと思います。
次回は
3月3日(土)
福島市市民活動サポートセンターにて 14:00~17:00
参加費無料
~ テーマ ~
視覚障がい者に対する対応・車イスを利用する方への対応
について障がい当事者の方からお話いただきます。
詳しいチラシはこちら ボランティアセミナー(PDF)