鳥羽湾に大型客船「ぱしふぃっくびーなす」が入港!
こんにちは
NPO法人 伊勢志摩バリアフリーツアーセンターの中村千枝です。
9月16日、鳥羽港に大型客船が入港!
鳥羽マリンターミナルから、志摩マリンレジャーの「フラワーマーメード」に乗って、
お見送りをしてきました!
鳥羽では、大型客船の出航時に、遊覧船の乗ってお見送りをする
「リメンバー赤いハンカチ」を行っています。
これは鳥羽で、養殖真珠の技術を世界ではじめて開発した御木本幸吉さんにちなんでのイベント。
幸吉さんのエピソードの1つとして、横浜港から船で渡米する時に、ステッキの先に赤いハンカチを巻き付けて、ステッキもろとも高く掲げ、見送りの人に応えたことにちなみ、鳥羽ならではのおもてなしとして、
大型客船が鳥羽港に入港した際、
出航時に、遊覧船で見送りをしている市民らと、客船の乗客との双方で、
赤いハンカチを振り合うというものです。
この日は午後5時の出航に合わせ、午後4時30分にマリンターミナルに集合。
赤いハンカチを持った市民らが、お見送りをしました!
ぱしふぃっくびーなすの乗客も、赤いハンカチを振って答えてくれました。
実はですねぇ、このお見送りイベント、
市民以外の方や、観光客でも参加できるのですよ!
観光客にとっては、鳥羽観光に来て、更に大型客船を間近で見るチャンスでもあります。
(遊覧船の乗船は無料。記念に、赤いハンカチがもらえます!)
それぞれがハンカチを振り合う光景も、なかなか感動的なもの!
大型客船としばし併走し、お互いの汽笛で応えながら、
夕暮れの中、去ってゆく客船を眺めていると胸が熱くなります。
遊覧船には、車いすの方も乗船可能。
デッ1階の船室にて、観覧することができます。
キへは階段しかありませんので、足の不自由な方は行けませんが、
1階の船室にて、観覧することができます。
この日も車いすのおばあさまといっしょに、県内からいらしたご家族が乗船されていました。
このお客様、2週間のど前に、センターへのメールで
「祖母に大型客船を見せたいのですが、チャーター船に、車いすで乗船できますか?」とのご質問を頂きました。
チャーター船で、大型客船を見に行く!というのは、とっても良いアイデアなのですが、
残念ながら、チャーター船は車いすでの乗船はできません。
そこで、この「リメンバー赤いハンカチ」イベントのことをご紹介したところ、
泊りがけで、鳥羽へ遊びに来てくださいました。
鳥羽市内の旅館に1泊し、
チーズケーキで有名な某ホテルで、ティータイムも楽しまれたそうです!
乗船の際、ご挨拶させていただきましたところ、
ご家族みなさんが大変お喜びのご様子でした!
鳥羽マリンレジャーの遊覧船は、乗船の際、20センチほどの段差がありますが、
船員さんが介助してくださるので、車いすの方でも安心して乗船できます!
フラワーマーメードのトイレ。
入口に段差がありますが、壁に手すりが付いた洋式でした。
2階~デッキへは階段で。
デッキでは、鳥羽市内の某有名ホテルにお勤めのYさんが、
自慢のトランペットの演奏を聞かせてくださいます!
おっと、写真を間違えた!!
これが、またまた旅情をかきたて、ロマンチックなんですねぇ。
「オーバーザレインボー」を演奏していたら、
ナント、空には本物の虹が!!!
おまけの写真は、船から眺めた鳥羽マリンターミナル。
ご存知ですか?
マリンターミナルの形や、丸く連なった装飾は、
真珠の首飾りをイメージして造られたんですよ
先ほどのお客様にその事を話したら、
「あん巻じゃないんですねぇ」ですって(笑)
はい。あん巻ではありません。
でも、鳥羽港に戻ってきたのは時間は午後5時30分。
きっとお腹が空いていたんでしょう。わかります。その気持ち!